池袋暴走事故

 

 

2019年4月19日に池袋で起きた暴走事故。

 

乗用車が交差点に進入し、歩行者を次々と跳ね、2人が亡くなり9人が負傷する惨事となりました。

 

そして2020年10月8日に、車を運転していた飯塚幸三被告(89)と遺族との裁判が東京地裁で行われました。

 

飯塚被告は【車に異常が生じた】とあくまで『車』のせいにしています。

 

となると、被害を被るのは彼が運転していたプリウスを製造している『トヨタ』になります。

 

ですが、ここまで言われていてもトヨタが彼に対して訴訟を起こす動きを見せません。

 

一体、なぜなのでしょうか?

 

池袋で起きた凄惨な暴走事故

池袋暴走事故

 

事件が起きたのは、2019年4月19日の東京都豊島区東池袋四丁目の交差点です。

 

当時、乗用車を運転していた飯塚幸三被告(当時87)が、ブレーキとアクセルを踏み間違えて交差点に突っ込み、歩行者や自転車等計11人を跳ねとばしました。

 

そして、9人が負傷し幼い子どもとその母親の2人が命を奪われました。

 

池袋暴走事故

 

事故を起こす前から、3度に渡り蛇行運転を繰り返しており、不審に思った飯塚被告の奥さんが【危ないよ、どうしたの?】と声をかけ【あー、どうしたんだろ】と返答した直後、金属製の柵に衝突しました。

 

そのままパニックとなったのか、100km近いスピードを出したまま、ゴミ収集車に激突し横転させた後に100mに渡って暴走し歩行者を跳ねとばしたあと、停車していたトラックに衝突し止まりました。

トヨタが飯塚幸三を訴えない理由とは?なぜ名誉棄損で訴訟を起こさない?

池袋暴走事故

 

今回の裁判では、飯塚被告は遺族に謝罪の言葉を述べながらも、【無罪】を主張しています。

 

それどころか、自身に過失はなく『車のせい』にする始末です。

 

池袋暴走事故 池袋暴走事故

 

ですが、検察側の調査で車に問題が無かったことは明らかになっています。

 

池袋暴走事故

 

これは彼が運転していたプリウスを製造販売するトヨタえの名誉棄損に他なりません。

 

にもかかわらず、トヨタは彼を訴えようとはしていません。

 

なぜなのでしょうか?

理由①日常茶飯事だから

まず考えられるのは、こんなことは日常茶飯事だからという理由です。

 

車の事故・事件では加害者側が【車に問題があった】と車のせいにすることはめずらしくありません。

 

また、自動車による事故の件数は2019年だけでも約38万件もあります。

 

 2019年の交通事故発生件数は38万1002件

※くるくらより引用※

 

これだけあるのに、その1件1件全てに【名誉棄損だ!訴訟を起こす!!】と相手していたらきりがありません。

 

また、トヨタ程の大企業ともなれば、例え車のせいにされても大したダメージにはならないとも思われます。

 

理由②国から圧力をかけられている可能性

2つ目に考えられるのは、国から圧力をかけられている可能性があることです。※考えたくないですが。

 

飯塚被告は『上級国民』と言われています。

 

この言葉は様々な場面で使用されていますが、今回に限って言えば『権力を利用して罪や責任から逃ようとする人』のことを指します。

 

飯塚幸三

 

飯塚被告は功績だけを見れば、それはもう輝かしいものばかりです。

 

天皇から瑞宝章(ずいほうしょう)という勲章も授かっているほどです。

 

これらの功績や権力があるから、いつまで経っても逮捕されないという考えが深く根付いています。※確証はありません。

 

 

よって、トヨタも訴訟を起こさないよう国から何かしらの圧力をかけられているのかもしれません。

 

あくまで可能性の話に過ぎませんが、0とは言えないですね。

 

ただ、トヨタ側も訴訟とまではいかないまでも、反論はしっかりとしています。

 

 被告側から“悪者扱い”されたのが、トヨタ自動車の人気ハイブリッド車「プリウス」。トヨタは初公判のやりとりについて「裁判で真実が明らかにされるということですので、その推移を見守っています。証拠があると理解しています」(同社広報部)と応じた。

※Yahooニュースより引用※

 

流石にここまで事態が大きくなっては、トヨタも黙ってはいられないのでしょう。

 

Twitterの反応

今回の件について、Twitterの意見をいくつかご紹介致します。

 

 

 

 

 

 

 

 

『トヨタが訴えない=プリウスに問題があることを認める』ということになりかねないと思っている人が多くいる印象でした。

 

確かに、このままではトヨタのイメージが下がってしまう可能性もありますね。

 

ただ、上記にもあるように検察側が現場やドライブレコーダーのデータから、車に問題が無いことは証明していますので、実はあまり気にしていないのかもしれません。

 

まとめ

ということで今回は、池袋暴走事故の飯塚幸三被告が無罪を主張し、車のせいにしている件について、トヨタが訴訟を起こさない理由についてご紹介致しました。

 

ここに書いてあることは、全て憶測の範囲内です。

 

ただ、ここまで問題が大きくなっているのに訴えないということは、『別にダメージになっていない』と思っているか、『国から圧力がかけられている』可能性のどちらかだと思います。

 

何にせよ、奪われた命は戻ってきません。

 

こういった事故が少しでも減るように、免許については法律を見直す必要は絶対にあると思います。

 

亡くなったお二人にはご冥福をお祈りいたします。