2014年4月から禁止カードに指定されている罠カード『血の代償』。
初登場は1999とかなり昔ですが、一体なぜこのカードは時を経て禁止になってしまったのでしょうか?
【遊戯王】血の代償が禁止カードの理由はなぜ?ガジェットとエクシーズの登場が原因!!
血の代償は、初登場時から制限や準制限等を繰り返していました。
そして2014年に登場から約15年の時を経て禁止カードに指定されます。
これはキャノンソルジャーに抜かれるまでは、最長記録でした。
血の代償の効果
血の代償は500ライフを払えば、その都度モンスターを召喚できるという特殊なカードです。
ターン制限も無いため、1ターンの間にライフが続く限りは何度でも効果を発動できます。
ガジェットとの登場
この血の代償が禁止になった理由はガジェット系のカードとエクシーズの登場にあります。
ガジェットモンスターは、2004年とかなり前に登場したモンスターカードです。
イエロー⇨グリーン⇨レッド⇨イエローとお互いをサーチできるので、アド損することがありません。
つまり、血の代償を使えばガジェットモンスター1枚から最大で9枚まで繋げることができます。
このデッキは『代償ガジェット』と呼ばれ、ファンの間で使用されていました。
①血の代償が場にある状態でイエローガジェットを召喚(※他のガジェットでもOK。)
②イエローガジェットの召喚時の効果でグリーンガジェットを手札に加える。
③血の代償の効果を発動し、手札に加えたグリーンガジェットを召喚する。
④グリーンガジェットの召喚時の効果でレッドガジェットを手札に加える。
⑤血の代償の効果を発動し、手札に加えたレッドガジェットを召喚する。
⑥レッドガジェットの召喚時の効果でイエローガジェットを手札に加える。
⑦血の代償の効果で手札に加えたイエローガジェットを召喚する。
⑧①に戻る。
このコンボが強く、血の代償は2006年に一度制限カードに指定されています。
エクシーズの登場で環境トップ入りを果たす
その後、準制限になったり無制限になったりと安定しない動きを見せます。
そんな中、2011年に遊戯王にエクシーズが追加されます。
その結果、再び代償ガジェットが暴れ始めます。
というのも、ガジェットは全てレベル4モンスターなので、ランク4エクシーズがなんでも出し放題だったのです。
当時、ランク4エクシーズには強力なモンスターがたくさんいました。
これらが簡単にバンバンとフィールドに出てくるのですから、弱い訳がありません。
エクシーズを加えた代償ガジェットはメタ環境のトップ入りを果たし、2014年に禁止カードに指定されました。
まとめ
ということで今回は、血の代償が禁止カードに指定された理由についてご紹介致しました。
理由は、代償ガジェットと呼ばれる、血の代償のガジェットモンスターで大量にエクシーズ展開を行えるデッキが登場したためです。
モンスターをバンバン出しまくれるのは、単体でも強力な効果なので、今後もエラッタでもされない限りは解除されることはないかと思われます。
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